転職エージェントに聞く、求人サイトDODA(デューダ)の魅力と転職サイトの上手な使い方(Q&A)

DODA デューダ

ライタープロフィール
名前:飯塚弘樹
経歴:大手金融会社で営業職、企画職として8年程度従事、その後人材系のベンチャー企業、大手人材紹介会社での勤務を経て現在は両面型転職エージェントとして勤務。エージェント歴は5年。

【転職サイトの上手な使い方~転職エージェントに聞いた10個の質問】

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Q1:転職サイトにはどんな求人が掲載されていますか?

飯塚:一般的には、多人数の採用をしたい会社の求人が掲載されています。なぜなら、多くの人材を採用したい人目に付くところで募集をしたいと企業は考えるためで、転職サイトは数ある採用手法の中から最も適しています。

Q2:どの転職サイトを使うと効果的ですか?

飯塚:人により異なります。例えば、多くの求人を見たいのであれば、求人掲載数No.1のリクナビNEXTが適していますし、高い年収の案件を知りたい、良い転職エージェントに巡り合いたいということであれば、ビズリーチを利用するのが効果的です。ここでは詳細にお話をするのは控えますが、各転職サイトには特徴があるので、その特徴をしっかり認識することが大事です。

Q3:転職エージェントでなく、転職サイトを使うメリットは何ですか?

飯塚:ある程度の情報を持った状態で一人で転職活動ができるという点です。転職エージェント経由だと多くの情報を得ながら転職活動ができますが、あれこれ意見されながら転職活動を行うことになります。それがいいのか悪いのかは人によりますが、そんな声を聴かずに自分のペースで転職活動をしたい方にとっては最適な転職活動のツールであるといえます。

Q4:転職サイトを使うデメリットは何ですか?

飯塚:面接の日程調整から、内定周りの年収交渉に至るまで、自分でやらなければならない点と、選択肢となる求人が限定的となる点です。エージェントは求人を紹介するだけではなく、日程調整や給与交渉までやってくれますがそれが不可能です。また転職エージェントに採用を依頼する企業が多いため、エントリーできる求人が限定的となってします。

Q5:どんな求人が転職サイトに多く掲載されていますか?

飯塚:営業職と経理・人事などの管理系職種が多く掲載されています。また製造・設計といった技術者寄りの求人も多いです。それと未経験OKの求人が多いという傾向もあります。

Q6:どの地域の求人が多いですか?

飯塚:サイトにもよりますが、登録者の多い東京・大阪またその周辺の求人が多いです。

Q7:転職サイトを使うのにどのような手続きがありますか?

飯塚:あなたの住所とこれまでの職歴を記載していただく必要があります。1~2時間程度の時間を要すとお考えください。

Q8: ブラック求人が掲載されていますか?

飯塚:完全にないとは言えません。ただし、掲載するには一定の基準を満たしていないと求人掲載をしないサイトが大半です。求人において、一定の質は担保されているといえます。

Q9:エントリーしたのになかなか連絡がこないのはなぜですか?

飯塚:契約にもよりますが、面接調整の手続等は企業人事で行われています。また人事は採用以外の業務もやっています。そのためあなたのエントリー対応にまで手が回っていない可能性があります。

Q10:スカウトが届きましたという連絡がありましたがどうすればいいですか?

飯塚:あなたの経歴に興味を持った企業や転職エージェントが、あなたに会ってお話を伺いたいという意思表示です。興味のある求人紹介であれば積極的にエントリーすると良いです。

◆転職サイト「DODA(デューダ)」の有効活用方法

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皆さんは転職サイトを利用したことがありますか?おそらく転職サイトと言われるとリクナビNEXTやマイナビ転職を思い出す方も多いのではないでしょうか。確かに求人掲載数も多く、利用者数もかなり多いです。

その一方で、利用者数が多いサイトではありますが、上記の2サイトと比較すると利用者数が少ないのが転職サイト「DODA」です。

しかし、実は「DODA」は、使い方次第ではリクナビNEXTやマイナビ転職以上に高い効果を得ることができます。

では一体DODAはどのような転職サイトで、どのように活用すれば有効活用ができるのかご紹介をさせて頂きます。

◆DODA(デューダ)はどんな特徴があるの?

DODA デューダ出典:http://kami-ten.com/doda-reviews/

まずはDODAについてどのような転職サイトなのか周辺情報も含めお話いたします。

DODAの運営元は「パーソルキャリア」で、転職サイトを使った事がある人は名前は聞いた事あると思いますが、元は「インテリジェンス」というという会社でした。

親会社であったテンプホールディングスとの合併を経て現状の形となっています。

「パーソルキャリア」が運営する「DODA」は転職サイトの運営で知られていますが、それ以上に転職エージェントとして知られています。

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事実、転職エージェントとしては、リクルートエージェントに次いで2番目の売り上げ、採用支援実績を誇っています。

そして利用者の満足度調査においては、オリコン顧客満足度ランキングで大手が上位にいる中、第4位という実績・評判ともに高い数値を挙げています。

出典:https://career.oricon.co.jp/rank-job-change/

そして、「DODA」の最大の特徴は、転職サイトと転職エージェントが連動している点があげられます。この点については以下で活用法とともに詳細に説明します。

◆DODA(デューダ)の使い方・活用法

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上述のように、「DODA」は転職サイトと転職エージェントが連動している旨お話をしましたが、イメージができていない方も多いかと思いますので詳細に説明いたします。

従来の転職サイトであれば、転職サイトを使いながら転職エージェントを使うため、転職エージェントからメールで紹介された求人や、転職エージェントの専門サイトを見ながら、その一方で転職サイトを開いて求人エントリーを行う、すなわち別々で管理しながら求人エントリーおよび面接調整等を行わなければなりません。

しかし、「DODA」は転職サイトでありながら、転職エージェントでしか扱っていない求人も掲載されています。

そのため、一度転職エージェントの面談を受ける必要がありますが、その後、転職サイトから転職エージェントの求人にエントリーすることができます。

また、「DODA」のキャリアアドバイザーの面談を経た後は、転職サイトと同じ感覚でエントリーしながら、転職エージェントの支援を受けることができます。

加えて、転職サイト上には掲載していない「非公開求人」を面談後には閲覧できるようになります。そのため、転職サイトである「DODA」が転職エージェントと同じ機能を果たします。

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つまり、本来別々に利用する転職サイトと転職エージェントが「DODA」を使うことで一括管理をすることができます。

しかも、「DODA」は転職エージェントとしてはNo.2の規模を誇っているため、豊富な求人数を各企業から預かっています。

ですのであなたの希望に沿った求人が豊富にあり、多くの求人にエントリーすることが可能となっています。そのため、最も転職活動を効率的に行うことができる転職サイトであるということが言えます。

出典:https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/research/2017/20171211_01/

今、有効求人倍率は2.46倍という高い求人倍率を誇っており、同時に2017年から転職希望者も減少しています。

2018年になってからも転職希望者の動きについて調査結果が出ていないものの、現場感覚でいえば引き続き動きは低調な状況で、求人エントリー数は減っています。

求人が多い、転職希望者は少ないということで転職希望者においては転職を成功する可能性が高い状況であることからも、より「DODA」を有効活用すれば良い転職が実現するチャンスが高い状況であるといえます。

◆DODA(デューダ)の求人の中身とは?

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では「DODA」の求人にはどんな傾向があり、どのような人に向いているかについてご説明したいと思います。

結論から言えば「大半の人に向いている」ということが言えます。なぜなら、「DODA」はあらゆる業界の転職支援に長けている「総合型」の転職エージェントです。また、職種も幅広く扱っています。

そのため20代の方をターゲットにした、業界・業種未経験の方から、30代、40代を中心とした「経験者」、および「専門職」の方をターゲットとした求人を豊富に扱っています。

ただし、唯一向かないのが「管理職」です。なぜなら、管理職の求人というのは、一般的に公表しません。

それは管理職の求人というのは、どうして自分は成果を上げているのに昇格させずに外部から採用するのかといった社内の不信感などにつながるためです。

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そのためDODAでは「DODAエグゼクティブ」というハイクラスの方を対象としたエージェントを立ち上げ、そこで管理職の転職サポートを行っています。

管理職等のハイクラスの転職については「DODAエグゼクティブ」を利用し、それ以外の方においては例外を除いて「DODA」を使っていればカバーできるようになっています。

◆企業の生の声を聴ける場所がある~DODA(デューダ)転職フェア~

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DODAの特徴はただ転職先を斡旋するだけではなく、実際の企業の生の声を聴ける場所を設定してくれます。

具体的に言えば「DODA転職フェア」という、イベントホールを貸し切り、中途採用を考えている会社の人事職や現場の方を招いて、求職者と直接話ができる機会を設けてくれます。

いくら求人票を読んでも会社のことはよくわかりません。しかし、面接の前に会社の方に直に会い、会社のこと、仕事の方、またそこで働く人のことを知っておけば、面接に対する準備をすることができます。

DODA デューダ出典:http://toyokeizai.net/articles/-/180328

何より会社の志望度を上げるきっかけや、もしかしたら合わない会社だから面接を受ける前に受けるのを辞めるというところまで 「DODA転職フェア」をきっかけに判断する材料ができます。

求人票やホームページで見てもわからないものの、面接を受けるまでに知りたい会社の生の情報を手に入れることができる時間を得られるという点で、転職をお考えの方にとって「DODA転職フェア」は非常に重要なイベントであると言えます。

◆DODA(デューダ)のまとめ

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DODA公式ページ

https://doda.jp/

DODAは一見普通の転職サイトですが、実は転職サイトをつかいつつ、転職エージェントを使え、その求人やエントリー状況を一括管理ができるという点で他の転職サイトにはない特徴をもっています。

また、求人は業界に偏りなく、どの業種・職種においてでも求人が多いため、一部の管理職を除く誰もが利用ができるという点も大きな特徴であるといえます。

加えて、「DODA転職フェア」では、企業の人事や、実際に働いている方と接する機会を得られるという点で、生の情報が得られるイベントも取り揃えています。

求人量も多く、利便性の高い転職サイトなので転職をお考えの方は、ぜひ「DODA」を利用してみてはいかがでしょうか。


ライタープロフィール 野田進治

現在、さまざまな転職サイトを中心にライティングをさせていただいております。自身も転職エージェント5年勤めた経験を活かした転職に役立つ情報を心がけて。